愛犬の脱毛、これって大丈夫?

こんにちは!名古屋のトイプードルカットならおまかせのトリミングサロン犬の美容室いちごです。
愛犬の毛が急に薄くなってきたり、生えてこなくなったりすることがありますが、痒みや赤みが無い場合「これって病気?それとも年齢のせい?」と、戸惑う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
特に、ポメラニアンやチワワなどの犬種では一度抜けた毛がそのまま生えてこなくなるというケースがまれにみられます。これは「アロペシアX」や「ポストクリッピング症候群といった脱毛症の可能性があるのです。
このブログでは、こうした脱毛症の原因・なりやすい犬種・ケア方法などをお話ししていきます。愛犬の毛並みや健康が気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
犬種によって注意が必要な脱毛トラブル
ポメラニアンやロングコートチワワなど、ダブルコートでふわふわの被毛を持つ犬種は短くカットしたり脱毛した後に毛がうまく生えそろわないことがあります。これは「脱毛症(アロペシアX)」や「ポストクリッピング症候群」と呼ばれる状態のこともあります。
うまく毛が生えそろわず、地肌が見えているのに数か月たっても変化がない。毛が生えてきても産毛のように細くてふわふわしていない。一部だけつるっとした見た目になっている…そのような症状があれば上記の脱毛症の可能性があります。
なぜこうなるの?
これらの脱毛症は、ホルモンバランスの乱れや、皮膚の毛周期の異常が原因と言われていますが、はっきりとした原因がまだ解明されていない部分もあります。一度脱毛すると元のように毛が戻らないこともあるのでトリミング時のカット内容は慎重に決めるといいでしょう。
アロペシアX(AlopeciaX)とは?
主にポメラニアンや他のスピッツ系犬種に多い原因不明の脱毛症のこと。別名「ブラックスキン病(黒皮症)」とも呼ばれ、皮膚が黒ずむのも特徴です。
主な症状は、首~お尻、太もも、お腹周りの毛が抜ける。痒みや炎症はほとんどなし。地肌が見えるだけでなく、皮膚が黒ずんでくる。顔や足先の毛は残ることが多い。
正確な原因はまだ解明されておらず、有力な説としてはホルモンバランスの乱れ(性ホルモン・成長ホルモンなど)毛周期の異常(毛が休止期のまま動かない状態)などが挙げられています。
【治療法は?】
・避妊去勢手術(ホルモンが関係している場合、効果がみられる子もいる)
・サプリメント(皮膚ケアに関連するサプリやメラトニンのサプリなど、獣医師に要相談)
・低刺激シャンプーでの皮膚ケア
・根本治療が難しく、長期的なケアが必要
ポストクリッピング症候群とは?(Post Clipping Alopecia)
トリミングや手術時などで、バリカンやハサミで短く切った後毛が伸びたり生えてこなくなる状態のことで、特にダブルコートの犬種に多いです。
サマーカットや全身刈りで短くカットしたとき、手術で剃毛した箇所、老犬や病後で代謝が落ちている子がなりやすく、主にポメラニアンやロングコートチワワ、シベリアンハスキーやサモエドなどがなりやすいと言われています。アロペシアX同様、はっきりとした原因はまだ解明されておらず毛周期の乱れで生え変わりが止まってしまうことや気温やホルモンの変化が関係しているのではないかと思われています。「アンダーコート」と呼ばれるふわふわの下毛と、「オーバーコート」と呼ばれる硬くて長い上毛の二層構造になっているダブルコートのわんちゃんは、換毛期に生え変わるアンダーコートが短くカットされることで毛周期の乱れが起こる場合があることも頭に入れておくといいでしょう。
乳酸菌と毛質改善の関係
【腸内環境と皮膚・被毛はつながっている】
・腸は「第二の脳」と言われているほど全身の健康と深い関係があります。腸内環境が整うと栄養の吸収率が上がり、皮膚や被毛に必要なビタミン・ミネラルも届きやすくなります。
【炎症が減る→脱毛の改善につながる】
・腸が乱れると体に慢性的な炎症が起こりやすくなり飛騨トラブルや脱毛につながることも...乳酸菌はその炎症を抑えたり免疫のバランスを整える働きがあると言われています。
サプリによる劇的な改善は保証できませんが、「毛が伸びるスイッチ(毛周期)」を少しづつ正常に戻す助けになる可能性があります!特に、アロペシアXのような原因不明の脱毛では、体の中から整えるアプローチが有効と考えられています。
乳酸菌栄養補助食【ツヤット】
当店ではツヤットという乳酸菌の栄養補助食を取り扱っております。毛ヅヤや脱毛が改善されたわんちゃんもいてとってもおすすめです!ツヤットについてまとめた記事もぜひご覧ください!