涙やけ

ブログ中川本店

涙やけとは、涙の成分で目の下の毛が赤茶色に変色することです。

涙は本来無色透明ですが、涙を毛に着いたまま放置すると時間ととも紫外線や細菌の繁殖によって赤茶色に変色します。

本来涙は涙腺から分泌され、目の表面を覆うことで目の乾燥を防いでくれます。そして、涙は目頭にある涙点と呼ばれる穴の中に入り、鼻涙管と呼ばれる管の中を通って鼻腔に流れます。

 〈涙腺→涙点→涙小管→涙囊→鼻涙管→鼻腔〉

涙が過剰に分泌されてしまう、もしくは涙の通り道に異常があってうまく鼻に排泄出来ない状態になると、涙が眼からあふれてしまいます。これを「流涙症」といいます。

原因

◎アレルギー
犬のアレルギーは食べ物やノミやダニなどの外部寄生虫によるものや、花粉などの外部からの刺激によるものなどが原因のものなどさまざまです。アレルギーの主な症状は皮膚炎や強い痒みで、目の周りに症状が出ると結膜炎を引き起こし、涙の量が増えて涙やけが起こることがあります。

◎フードに含まれる保存料や防腐剤などの添加物
合成保存料や防腐剤といった添加物の摂取が、体内の老廃物を増やし、涙やけを悪化させると言われています。これらの化学物質は、微量であればうんちと一緒に排出されるのですが、大量に含まれた食品を日常的に口にすることで、新陳代謝や腸内環境が悪化し、結果的に体内に老廃物が溜まりやすくなります。

◎涙の通り道に異常がある


涙は眼から涙点→涙小管→涙嚢→鼻涙管を通って鼻に流れますが、このどこかに異常があると、涙が鼻に抜けていかないため眼からあふれてしまいます。
・鼻涙管閉塞
鼻涙管の炎症や生まれつき形状の問題により、鼻涙管が塞がっていたり、外傷や腫瘍などの病気にかかり、鼻涙管が閉塞したりすることで起こる
・涙嚢炎
涙囊や鼻涙管に炎症が起こる
・涙点閉鎖症
生まれつき涙点が閉鎖している
・小涙点症
生まれつき涙点が通常より狭い

◎眼瞼内反症
まぶたが内側に入ってしまう病気。先天的に起こることが多い。内側にめくれているまぶた自体やまつげが角膜や結膜に刺激を与えている状態の場合、結膜炎や角膜炎を起こし、目に痒みや痛みが生じ涙の量が増える

◎まつげの生え方の異常
まつげが異常な生え方をしていると角膜への刺激となり涙の量が増えます。
・睫毛乱生
まつげが目に向かって生える
・異所性睫毛
まぶたの裏の結膜からまつげが生える
・睫毛重生
マイボーム腺というまぶたにある脂を分泌する腺からまつげが生えて眼にあたってしまう

◎マイボーム腺の機能不足
涙の中には油性成分が含まれており、涙を眼表面に保持する働きを持っています。油性成分を分泌するマイボーム腺がうまく働かない場合、涙が眼からこぼれやすくなってしまいます。

涙やけを起こしやすい犬種

体格や体のつくり、顔の形状などによって涙やけを起こしやすい犬種がいます。
・短頭種
シーズーやパグ、フレンチブルドッグなどの短頭種は、鼻が短く、眼が大きいことから、眼のトラブルが多い犬種です。顔の構造から生まれつき鼻涙管が狭かったり、塞がっているケースも珍しくありません。
・小型犬
チワワやトイプードル、ポメラニアンなどの小型犬は、生まれつき鼻涙管が細く詰まりやすい傾向にあります。
・アレルギーになりやすい犬種
柴犬やミニチュアダックスフンド、アメリカンコッカースパニエルなどは、生まれつきアレルギーになりやすい犬種です。アレルギー疾患により眼に炎症を起こすと、涙の量が増えて涙やけを起こしやすくなります。

対処法

目薬や角膜や結膜を刺激しているまつ毛の除毛による内科的治療で改善することもあります。症状によっては、麻酔をかけて行う外科的手術を必要とする場合もあるのでかかりつけの動物病院へ受診しましょう。

・お家でできること
まず、皮膚炎を起こさないためにも、涙をこまめに拭いてあげるようにしてください。ティシュペーパーだと目を傷つけてしまう恐れがあるため、コットンやガーゼを使って優しく拭き取ってあげてください。毛がカピカピに固まっている場合は、濡らしたコットンやガーゼでふやかし、目の細かいクシなどでとかしながら、ほぐすようにしてとってあげてください。

アレルギーが原因の場合はアレルギーを引き起こす原因を取り除く必要があります。主要な食物アレルゲンとして、肉類(牛、豚、鳥)、卵、牛乳、穀物(小麦、大麦、トウモロコシ)などが挙げられます。
市販のドッグフードには、人口の保存料・着色料・香料などの添加物が含まれているものがよくあります。添加物は消化できず犬の体に蓄積され、涙やけの原因となり、それだけでなく様々な病気を発症する原因にもなります。
なので、今食べているドッグフードの原材料を確認して、アレルゲンとなりやすい食材が含まれて場合はその食材が入っていなく添加物が入っていない無添加のドッグフードに見直してみてください。
花粉やノミダニアレルギーの場合は、散歩コースの変更や空気清浄機の設置など生活環境を整えましょう。

まとめ

涙やけには様々な原因があります。日々目の周りをチェックして、涙が多い場合には、手術が必要となるケースもあるので動物病院で診てもらいましょう。今食べているドッグフードが体質に合っていない場合もあり無添加でアレルゲンとなりやすい食材が入っていないドッグフードに変えるだけで涙やけ改善されることも多いです。正しい治療やケアを続けることで涙やけをなくしたり、悪化を防ぎます。

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