犬も食べられる冬野菜、食材

ブログ中川本店

冬の旬野菜

冬に旬を迎えるおいしい野菜や食材
旬のものはおいしいだけでなく、栄養価も通常に比べて高くなっています。

旬のものは食卓に並ぶ機会が多くいことでしょう。
愛犬にも美味しい旬のものを食べさせたい!と思うはずです。

しかし、食べ方に注意が必要なものもあるので一緒に見ていきましょう。

白菜

消化しやすく栄養価が高い。水分が多くβカロテン、ビタミンCなどのビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富です。
また白菜は「養生三宝」とも呼ばれていて、体の熱を冷まし消化器系を整えると言われています。
しかし、生のままでは逆に消化に悪いとされており必ず細かくし温めて与えてあげましょう。

大根

旬の大根は食感がなめらかで甘味が強く感じられます。
葉の部分にはβカロチン、ビタミンC、カリウムが豊富で免疫力アップや疲労回復の効果があります。
根の部分にはジアスターゼやアミラーゼなどの消化酵素が豊富に含まれています。
胃腸が弱っている子におススメです。
大根をすりおろし、葉を細かく刻んで一緒にスープなどにし与えると、より消化を促進してくれます。

春菊

春の菊と書いて春菊ですが、春に花を咲かせるからで、旬は冬になります。
春菊の独特の香りは神経の興奮を鎮めてくれる効果があります。
また、βカロチンやビタミンC、カリウム、鉄分が豊富に含まれています。
むくみ改善や胃腸機能を整える効果があります。
少量を細かく刻みペースト状にすると食べやすくなります。

ほうれん草

βカロチン、ビタミンC、鉄分が豊富で免疫力の向上や貧血改善の効果があります。
しかし、ほうれん草にはシュウ酸が含まれているので尿路結石の犬には与えないようにしましょう。
ほうれん草はアクが強いので必ず茹でてアクを取ってから与えるようにしましょう。

小松菜

βカロチン、ビタミンC、カルシウムが豊富で胃腸を健康にし、便秘の改善、イライラを取り除く効果があります。
しかし、小松菜にもシュウ酸が含まれているので尿路結石の犬には与えないようにしましょう。
少量を刻んで茹でてから与えるようにしましょう。

ブロッコリー

ブロッコリーの栄養成分にはがん予防への効果があるとされています。
他にもビタミンCや疲労回復、免疫力UPの効果もあります。
特に葉酸という成分には貧血の改善や細胞の再生、虚弱体質の改善、老化予防、胃腸の機能改善など様々な素晴らしい効果があります。
ブロッコリーは細かく刻んで、温めてから与えるとより栄養価が高まります。

カリフラワー

ビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています。
胃腸を整え、食欲増進させ元気を補います。また老化防止の効果もあります。
細かく刻んで温めることで、食欲不振のときや咳が出やすく食が細い子に特におススメです。

牡蠣

牡蠣は一見食べさせてダメなように思えますが、生ではなく茹でたり蒸したりすれば与えても大丈夫です。ただ与えすぎには注意しましょう。
牡蠣にはビタミンB1やB2、B12、亜鉛、鉄など豊富に含まれています。
他にもミネラル、アミノ酸、タウリン、グリコーゲンなども含まれています。

食べられない食材

冬には美味しい食材が豊富にあり、愛犬と一緒に食べられるものが多くあります。
しかし、食べさせてはいけない食材もあるので注意しましょう。
誤って口に入れてしまうと、命の危険がある場合があります。
私たち人間が美味しいからといって、考えもしないで与えるのはやめましょう。

エビ・カニ

エビやカニなどの甲殻類にはビタミンB1を分解するチアミナーゼという酵素が含まれています。
多量摂取や継続的に取り続けるとビタミンB1欠乏症になります。
ビタミンB1欠乏症になると食欲不振をはじめ痙攣や麻痺などの神経障害が起こり命の危険があります。
チアミナーゼは過熱すれば効果が失活すると言われていますが、与えないようにしましょう。

イカ・タコ

イカやタコにもチアミナーゼが含まれているのでエビなどの甲殻類同様危険な食べ物です。
また干したスルメなども水分で膨張=胃で膨張してしまうので腸で詰まってしまう危険があります。

終わりに

冬には美味しい食材のほかにクリスマスや正月などの楽しいイベントがたくさんあります。
食卓に豪華な料理が並ぶことも多くなります。
人の目がないところで愛犬が盗み食いなどしてしまうかもしれません。
誰かが知らないうちに食べさせてはいけないものを与えているかもしれません。
誤食で愛犬の命を脅かさないように気を付けて、楽しくイベントや寒い冬を暖かく過ごしましょう。