老犬介護

ブログ中川本店

近年ペットの需要が高くなり、また研究や医療の発展により犬や猫、その他のさまざまな動物の平均寿命が長くなってきています。私たち飼い主にとっては物凄く喜ばしいことです。

しかし、年齢を重ねると同時に介護が必要な老犬も多くなってきています。
いつまでも元気にいてくれることが一番ですが、人と同じで年齢とともに免疫力や筋力などが段々と弱ってきます。

そこで老犬の介護について見ていきましょう。

食事の補助

年齢を重ねていくと、急に食事の好みが変わってしまったり、口の中が歯石等で痛く食べなくなってしまったりとご飯を食べる頻度や量が少なくなっていきます。

ご飯を食べない=栄養不足

健康の維持ができなくてさらに老化が進み、筋力が落ち痩せ細っていってしまいます
    ⬇︎
体力も免疫力も更に低下し寝たきりになってしまいます

食欲が低下してきたと思い始めたら栄養価の高いご飯に変えてあげたり、食べやすく工夫したりすることが必要になってきます。

もっと、詳しく老化の状態に合わせた食事の補助方法を見ていきましょう

自力でご飯が食べられる

この場合は食事の好みが変わった・食器の高さが合わない・歯が痛くて食べたくない、、、
など様々な理由が考えられます。

対策

嗜好の高いものをトッピングしてあげる
・茹でたお肉+出汁
・茹でた野菜
・トッピング類のおやつ     etc

お皿の高さを高くしてあげる
・犬用の食器台を使う
・食べやすいように少し斜めになっているお皿を使う
・滑りにくい素材のお皿または滑り止めを使用する   etc

痛みが出ている場合
・痛みの原因を取り除いてあげる
・ご飯を柔らかくふやかしてあげる    etc

老犬によって食べない理由は違うので、なぜ嫌がるのかをよく観察し理解し、原因を取り除いてあげることで
食欲が戻り、また食べてくれるようになる可能性があります。

当店いちごでは老犬はもちろん全てのワンコにご飯のトッピングとして
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*自力でご飯が食べられない*

寝たきりになってしまった子は自分でご飯が食べれないため、食べさせてあげないといけません。

対策

・スプーンで食べさせる
・スポイトやシリンジで食べさせる

寝たきりなので、飲み込みやすく喉に詰まらないようにペースト状にして少しづつ食べさせてあげましょう。

排泄の補助

老犬になってきたりすると筋力の低下により、力が入らず自力で排泄することが困難になります。
排泄機能も鈍くなりますが、完全に失われることはありません。
なので、歩けなくなったり、寝たきりの状態の子には必ず必要な補助になります。

足腰の筋力低下で上手く力がはいらなくても自力で排泄ができる子には、体を支えてあげ、力を入れた時に倒れないように補助してあげましょう。

寝たきりや神経が麻痺している子には、外部から刺激を与えてあげ、排泄させてあげましょう。
やり方や排泄方法は自我流ではなくきちんと獣医師の指導を受けましょう。

お漏らしなどをしてしまった時には怒ったり、ため息をついたりせずに素早く片付けてあげましょう。
またしっかりと排泄できた場合は普段以上に褒めてあげましょう

ボディケア

老犬になったからといって”爪や毛が伸びてこない”なんてことはありません。
もちろん若い頃に比べて伸びるスピードは遅くなりますが、それでもトリミングは無理のない範囲で必要になります。

お風呂に入ることも、体力と気力を使うので元気な時、体調が良い時を見極めてトリミングしてあげましょう。
寝たきりや歩行困難の子はドライシャンプー+タオルなどで体を綺麗にしてあげましょう。

夜泣き・徘徊・認知症

*夜泣き・徘徊*

昼間に寝ていることが多くなってくると夜中に起きてしまったり、徘徊したりと
私たち人間の生活に支障が出てきます。
しかし、少し生活リズムを整えてあげるだけで改善される可能性があります。

対策

・日中の太陽が出ている時間帯に少しでも日光浴させてあげる
・昼間に長時間寝ていると思ったら起こす
・抱っこやカートを使い外の空気や匂いにあて刺激を与える
・不安を取り除いてあげる

*認知症*

認知症=認知不全症候群
ふらふらしたり、ぐるぐる回っていたり、夜泣きや徘徊などが見られる場合は認知症の可能性があります。

日常的に脳を刺激し活性化してあげることで、認知症の予防・遅延・改善をすることができます。

対策

・散歩のコースを変える
散歩の時間帯やコースをいつもと変えるだけで脳には刺激になります。
寝たきりの子や歩行困難の子でも犬用カート・車椅子・ハーネス・ウォーキングベルトなどを使い、積極的に外の刺激を与えましょう。

散歩する時は段差のない平坦の道を選び、体調やスピードに合わせてあげましょう。

また若い頃よりも腎機能や新陳代謝、体温調節能力が低下するので季節や気候に注意しましょう。
何か起こった時のため、普段飲んでいる薬や痛み止め多めの水も持ち歩くようにしましょう。

・マッサージをしてあげる
マッサージをすることで安心感を与えコミュニケーションにより脳が活性化します。
また筋肉の衰えを防ぐためにも効果的です。
優しい力で筋肉を動かしてあげましょう。

・知恵おもちゃの活用
老犬の場合は難易度が低いものから始めてあげましょう。
成功したらたくさん褒めてあげましょう。

生活環境を整える

昔は普通に過ごしていた生活環境でも年齢を重ねることで
筋力の低下・嗅覚、聴覚、視力の低下・空間認知機能の衰えにより上手く歩けなかったり、障害物を避けることが難しくなります。
階段の上り下りや後ろ向きに下がるということも物凄く難しい行動になります。

それにより滑って怪我をしてしまったり、家具などにぶつかったり、挟まって身動きが取れなかったりしてしまいます。

対策

・滑らないようなカーペットを敷く
・行動範囲を定めケージや柵で囲んであげる
・室温や湿度を適温に調節してあげる
・家具などぶつかっても怪我しないようにクッションなどで保護する

終わりに

研究や医療の発展により平均寿命が長くなってきている分、介護の需要も高まってきています。
もちろん最後まで元気に過ごしてくれることが一番ですが、少しでも幸せに安全に最後まで生きてほしいので
必要な正しい介護知識を持っておきましょう!!