秋の食材

食欲の秋!と言うだけあって秋はおいしい食材が多い季節ですね。わんちゃんと一緒に楽しめる食材と注意が必要な食材をご紹介します!

【わんちゃん美味しく食べれる食材】

柿には、抗酸化作用のあるビタミンCとβ—カロテンが含まれています。

与える方と注意点

薄くカットしたり小さくカットすれば生で与えることができます。

柿の皮や種は喉や腸に詰まってしまう可能性があるため、必ず取り除いてください。

又、未熟の青い柿や固いもの、渋柿は「アルカロイド」という毒性の物質が含まれているといわれているので与えてはいけません。

柿のカロリーは、100gあたり60kcalです。食べ過ぎてしまうと果糖が原因で肥満につながるので与える場合は少量にしましょう。

梨は成分の約90%が水分でできているため、水分補給におすすめの果物です。

水溶性の食物繊維を多く含んでいるので腸内の水分を吸収しながら穏やかに腸の動きを刺激してくれます。

与え方と注意点

梨の種や未成熟な梨には、毒性のある成分が含まれていることがあり、犬が口にすると中毒症状を起こしてしまう可能性があります。与えるときは必ず種を取り除き、しっかりと熟した梨を与えるようにしましょう。

薄くカットしたり小さくカットして与えてください。

梨は、利尿作用のあるカリウムを多く含む果物です。与えすぎると下痢や消化不良の原因にもなるので、与えすぎにも注意が必要です。

りんご

りんごにはペクチン、ポリフェノール、カリウム、ビタミン類といった栄養素が含まれています。

与え方と注意点

りんごの種には中毒性のある成分が含まれているので必ず種は取ってから与えましょう。

りんごの皮には種のように中毒性はありませんが、ほとんどの場合農薬やニスがついているので与える前にはしっかり洗いましょう。又、りんごの皮は消化しにくいので薄くカットしたり小さくカットしたりすりおろすなどしてから与えましょう。

さつまいも

さつまいもの主成分は炭水化物なのでエネルギー源になります。

ビタミン類、食物繊維も豊富に含まれています。

与え方と注意点

食物繊維が豊富なので、便通がよくなりいつもよりウンチの量が多くなります。

甘みの強いさつまいもは、カロリー、糖分ともに高めです。与えすぎには注意が必要で、少量のおやつやトッピング程度に与えるのがおすすめです。

生のままで食べると、消化不良の原因になりますので、必ず加熱してから与えましょう。

皮は与えても問題ありませんが、食べるのに苦労している場合や、消化が心配な場合は剥いて食べさせてあげましょう。スイートポテトのように、砂糖やバターを加えたものは避けましょう。

かぼちゃ

かぼちゃは、ビタミン類や抗酸化作用のあるβカロテンを豊富に含んでいます。

注意点と与え方

かぼちゃは少量でもカロリーが高いため、与えすぎには注意が必要です。たくさん食べると、食物繊維で便がゆるくなってしまう犬もいます。与えるときは、おやつやトッピング程度とし、様子を見ながら少量ずつ与えることをおすすめします。

かぼちゃは生のままだとかなり固いので与えるときには、必ず皮をむき、茹でる、蒸すなど加熱をし、柔らかくして与えてください。味付けは不要です。一口サイズくらいににカットしたり、マッシュしたりすると食べやすいでしょう。

キノコ類

舞茸やエリンギなどのキノコ類は、免疫細胞の活性化に効果のあるβグルカンが含まれています。

ビタミン類や食物繊維なども含まれています。

注意点と与え方

キノコ類は低カロリーなので、肥満で体重管理が必要な愛犬のフードのボリュームアップにオススメです。

しかし低カロリーだからと言って与え過ぎには注意しましょう。食物繊維が豊富なので下痢にも注意が必要です。

消化への負担をやわらげ、のどにつまることを防ぐためにも、小さく刻んで与えるのがおすすめです。必ず加熱してから与えてください。

秋刀魚

さんまには、たんぱく質、カルシウム、ビタミン類などの栄養が含まれています。

老化予防や認知症予防に効果のあるDHA、EPAも豊富に含まれています。

注意点と与え方

生魚には、「アニサキス」という寄生虫がいる場合があります。「アニサキス」は食中毒の原因になるので必ずしっかりと加熱をしてから与えましょう。小骨が口内や喉に引っかかる可能性があるのでしっかり小骨を取り除いて身の部分を与えましょう。

鮭には、老化防止や認知症予防に効果のあるDHA、EPA、ビタミンD、強力な抗酸化作用のあるアスタキサンチンなどの栄養素が含まれています。

注意点と与え方

秋刀魚と同様、鮭にもアニサキスと呼ばれる寄生虫が寄生していることがあるので、必ず加熱してください。

味付けされていない生鮭を、調味料は使わずに焼く、蒸す、茹でるなどしてから与えましょう。

小骨が口内や喉に引っかかる可能性があるのでしっかり小骨を取り除いて身の部分を与えましょう。

【注意が必要な食材】

ぶどう

私たち人間にとっては栄養価も高く、食べても害のない食材ですが、実は犬にとってぶどうは与えてはいけない食材のひとつです。

犬にとってぶどうは、中毒性のある食べ物です。

誤ってぶどうを食べてしまった犬が急性腎不全になってしまったり、死亡してしまったケースもあるようです。本当に恐いですよね。

ぶどう中毒の初期症状としては、ぶどうを食べてしまって数時間後下痢嘔吐を繰り返すようになるそうです。

大切な愛犬を危険にさらさないためにも、私たち人間がぶどうを食べる際には愛犬が誤食しないよう、愛犬の離れた場所で食べ、愛犬が欲しがるからといって絶対に与えないようにしましょう。

また保管の際も、愛犬のイタズラできない愛犬が絶対に届かない場所に置いた方が良いかもしれません。

銀杏

私たち人間にとっては栄養豊富な食材ですが、銀杏は犬に与えてはいけない食材とされています。

銀杏にはギンコトキシンという成分が含まれていて、犬にとって中毒症状がでることもある、犬にとっては危険な成分です。

銀杏を犬が誤って食べてしまった際の中毒症状として、下痢嘔吐の消化不良や、けいれんめまい呼吸困難に陥ってしまうこともあるようです。

秋の公園や散歩道にはイチョウ並木がある場所もありますよね。

イチョウの木の下には銀杏がたくさん落ちているので、愛犬のお散歩の際には愛犬が誤って銀杏を食べてしまわないよう、注意が必要です。

秋は美味しい食材がたくさんで、私たちもフルーツなどを食べる機会が増えるんじゃないでしょうか?

甘い香りのするフルーツを食べているとわんちゃん達も可愛くおねだりしてきてついつい沢山あげたくなってしまいますが、大切な愛犬のためにも心を鬼にして!少量で押さえておいてあげてくださいね☺

※持病を持っている場合は、どの食材も必ず獣医師に確認してから与えるようにしてください。