愛犬のお留守番

こんにちは!名古屋のトイプードルカットならおまかせのトリミングサロン犬の美容室いちごです。

わんちゃんを飼って心配になるのがお留守番。忙しい日々のなかどうしても愛犬をお留守番させることがありますよね。お留守番中の愛犬の安否はもちろん家中を荒らしていないか、ストレスが溜まってないかなど不安になる飼い主さんも多いと思います。今回は適切なお留守番の時間や愛犬をお留守番させるうえでの注意点などをお話します。

適切なお留守番の時間

犬はもともと群れで生活する動物であり、長時間ひとりでいることは不安やストレスを引き起こす要因になります。
犬がお留守番できる時間は、犬の年齢や犬種、性格によっても異なります。
成犬では6~8時間は留守番が可能と考えられています。
子犬の場合は、生後6か月以上が目安であり、長時間のお留守番は避けるべきです。2~3時間が限界とされています。まだ未熟なためにお留守番がストレスにつながりやすいためです。また、排泄の回数や食事の回数も成犬より多いため長時間のお留守番は避けるべきです。
シニア犬の場合は健康状態にもよりますが、体力が低下しているためできるだけ短いお留守番が望ましいでしょう。また、パピヨンやポメラニアンなど寂しがりな性格が多い犬種はお留守番が苦手です。

お留守番させるうえでの注意点

○怪我や体調不良
お留守番中に急に体調を崩してしまったり、怪我をしてしまうことがあります。帰宅後は愛犬の様子に異変はないか、確認する習慣をつけましょう。
またお留守番中のトラブルの代表的な例が「誤飲」です。飼い主さんがいない間に誤って何かを食べたり飲みこんだりする可能性があります。誤飲を防ぐためにも、危険なものはきちんと片付ける必要があります。特に低い場所に小物や薬品、食べ物を置くのは避けましょう。

○火災などの事故に注意する
火災は、犬だけでなく家全体に甚大なダメージを与える恐れがあります。火事や事故の原因になりえる事は徹底して防止しましょう。例えば、未使用の電化製品のコンセントを抜いたり、コード類はかじってしまう恐れがあるので、片付けたりコードを直接かじれないように保護したりして防止しましょう。

○熱中症に注意する
エアコンの適正温度は25~28℃程度を目安にしましょう。犬にとって適切な温度を保つためにエアコンは必須です。夏の暑い日にエアコンを切って外出するのは愛犬が熱中症になるリスクがとても高いので避けましょう。

○愛犬のいたずら
お留守番中のトラブルで多いのが愛犬のいたずらです。例えば、物を壊したり、ゴミ箱をひっくり返したり、トイレ以外で排泄したり、吠えたりすることもあります。このようないたずら行動がある場合は、犬自身が退屈やストレスを感じているサインかもしれません。部屋の環境を整えてあげたり、短時間のお留守番から練習したり、トレーニングを積む必要があります。

また、ただのいたずらではなく「分離不安症」といった、不安からくるパニック症状が原因となっているケースも珍しくありません。犬の分離不安症には、主に次のような症状がみられます。
・下痢や嘔吐
・足を舐め続ける
・自分の体を噛む、毛をむしる
・食欲不振
・吠え続ける
・物を壊すなどの問題行動
分離不安の原因には様々な要因があるといわれています。考えられる4つの要因をご紹介します。
1,生育環境によるもの
母犬と早い時期に分かれた、生まれ育った環境の苦い経験や子犬のときに長時間のお留守番をしたなど
2,生活環境の変化によるもの
引っ越し、家族との別離、ホテルや病院に預けられたなど
3,恐怖体験によるもの
お留守番中に雷や地震、停電などの怖い思いをしたり、お留守番の時間が長すぎて不安が大きかったなど
4,病気や加齢によるもの
神経疾患、認知症、脳腫瘍などの疾患や加齢による視力、聴力の低下で不安やストレスが大きくなったなど
もしかして分離不安かもと思う場合は、獣医やトレーナーに相談しましょう。

愛犬をお留守番させるとき、飼い主さんも心配で不安になると思います。しかしどうしてもお留守番させなくてはならないこともありますよね。ご紹介したお留守番の時間はあくまでも目安なので、短い時間か始めてできるだけ愛犬が不安やストレスにならない時間でのお留守番にしてあげましょう。次回はお留守番させるときの準備や初めてお留守番させるときのトレーニングなどをご紹介します。