犬の散歩

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こんにちは!名古屋のトイプードルカットならおまかせのトリミングサロン犬の美容室いちごです。

犬の散歩は犬にとって様々なメリットがあるため重要な習慣のひとつです。犬の散歩はいつからするべきなのか、どのくらいの距離時間、頻度でするべきなのかなど、特に初めてわんちゃんをお迎えする飼い主さんは不安や疑問があると思います。今回は犬の散歩について詳しく解説します。

犬種別の適切な散歩時間


〔小型犬〕
トイプードルやチワワ、マルチーズなどの小型犬は、1日に1~2回のそれぞれ15分~30分程度の散歩が目安とされています。

〔中型犬〕
柴犬やコーギーなどの中型犬は、1日2回のそれぞれ30分~45分程度の散歩が目安とされています。

〔大型犬〕
ラブラドールレトリバーやドーベルマン、秋田犬などの大型犬は1日2回のそれぞれ60分程度の散歩が目安とされています。

あくまで目安なのでそれぞれの犬種や体格、体力によっても異なるので、愛犬の様子を見ながら行いましょう。家で動き回ったり吠えたりする様子があり、犬のエネルギーが余っていたら散歩量を増やすことも検討しましょう。
また、高齢であったり、何か持病を持っていたり体調が優れない場合や、家に帰って過度に疲れていたり息が切れているようであれば、無理に散歩に連れて行かない、又は散歩量を減らしてあげましょう。

お散歩デビューはいつから


子犬の散歩デビューの目安は、すべてのワクチン接種完了してから2週間後です。
最後のワクチンが終了したらすぐにお散歩できると思ってしまいがちですが、免疫がついてから散歩しても問題ない状態になるまで2週間程度必要なので注意しましょう。
母親からもらった免疫が少しずつ減ってしまうため、ワクチン接種が完了する前は様々な病気にかかりやすい時期です。子犬の健康を守るためにも、散歩デビューの時期は必ず守ってあげましょう。

犬のお散歩デビュー前に準備しておきたいこと

犬が散歩デビューした時、喜んで走ったり、怖くて震えたり反応は様々です。散歩が犬にとって楽しいことになるように事前に準備してあげましょう。散歩する時に初めて首輪やハーネス、リードなどを装着すると犬はびっくりして固まってしまう子もいます。事前に家の中で慣れさせておくと良いでしょう。普段から目のつくところに置いたりして慣らし装着できるようになったら部屋の中やベランダを歩いてみましょう。
そして、まずお散歩デビューの前は、外の世界に慣れるために抱っこ散歩をしてあげると良いでしょう。ワクチン接種完了後2週間は、犬が地面を歩かせてはいけませんが、子犬の社会化期(生後3週間~16週間までに体験したことを順応しやすい傾向があり社会化期という。)を考慮すると、抱っこやキャリーバッグなどを活用して外に慣れさせておいた方がいいでしょう。家族以外の人がいる場所や外のにおいや音に慣れておくことは、これからの外の世界への恐怖心、警戒心をなくすためにも重要です。ただ外に連れて行くだけでなく、リラックスできるように声をかけてあげたり、おやつをあげたり、外に出ることにいい印象を与えてあげましょう。

散歩するメリット

〔運動不足の解消〕
運動不足は様々な病気のリスクを高める要因となります。運動をして、筋肉をしっかりつけることで骨や関節のトラブルを起こしにくくします。また、肥満防止にもつながります。

〔ストレス解消〕
一日中家にこもっていると犬も退屈だと感じストレスを溜めてしまうことがあります。落ち着きがなかったり、無駄吠えや物を壊すなどの問題行動を起こす場合はエネルギーが有り余ってストレスが溜まっているサインです。毎日の散歩は犬の余ったエネルギーを消費し、退屈によって溜まったストレスを発散してくれると同時に心と身体に様々な刺激をもたらしてくれます。

〔社会性をが身につく〕
犬は初めて会う人や場所、知らない音やにおいに対して警戒心を持ちます。そのため、来客や外出先で見知らぬ人と出会うと吠えてしまったり、怯えて震えてしまったりします。散歩をすることによって、様々な人と出会ったり、車や電車などの様々な音や臭いなどの刺激を受けることができます。子犬の頃から散歩をすることで様々な刺激に自然と慣れていきます。そして、外の世界への自信を得て、どんな状況でも落ち着いて過ごすことができるでしょう。ただ、すべての犬が社交的になるとは限らないので、愛犬の様子をよく観察してあまりにも怖がったりしている場合は人通りや車通りが少ない場所を選んで散歩してあげましょう。

散歩で気を付けたい点

お散歩マナーを守る

〔リードについて〕
リードは愛犬の命綱とも言われています。ノーリードは絶対やめましょう。犬を連れて外を歩くときには必ずリードを付けるのがルールです。愛犬の安全を守るためにも必ずしましょう。
そして、必ず首輪やハーネス、リードは愛犬のサイズにあったものを装着しましょう。サイズが合わないと散歩中に脱走を招く恐れがあります。リードは短く持ち、持ち手の輪は手首に通してから握り、愛犬が急に走り出した際にも手からリードが離れることがないようにしっかり持ちましょう。

〔人、犬同士の接触に気を付ける〕
他の人や犬とすれ違うときには、過度に吠えたり、飛びついたりしないように配慮しましょう。場合によっては愛犬が他の犬に対して恐怖心を抱いていることもあります。散歩中に愛犬が怖がっていると感じた際には距離を取るか、抱っこしてすれ違ってあげましょう。犬同士は相性があるため、すべての犬にあいさつする必要はありません。仲良く出来そうな犬を見かけたら、飼い主の了承を得てからゆっくりと犬同士を近づけましょう。

気温、気候の変化に気を付ける

〔暑い日・寒い日の散歩〕
犬は人間より地面との距離が近いため、暑くなったアスファルトから放射される熱の影響を受けやすく、また裸足で散歩するため火傷する可能性もあります。飼い主がこのくらいなら大丈夫と思っていても犬にとってはつらいこともあります。とくに日差しが強く温度が高くなる夏は、熱中症や肉球の火傷をしてしまう可能性があります。そのため、暑い日は日中の日差しがでている時間帯に散歩に連れていくのは避けましょう。早朝や夕方以降の気温が下がる時間帯の散歩がおすすめです。
犬は暑さに比べて寒さには強い傾向がありますが、被毛の短い犬やシングルコートの犬など犬種によって寒がりの子もいます。防寒着を着せてあげたり、日中の日差しがあるときに散歩するなど寒さ対策をしてあげましょう。
〔大雨・暴風の日〕
外でしか排泄しない犬でない限り、雨や風が強い日には無理に散歩に連れて行く必要はありません。風邪を引いたり、怪我をする場合もあるので散歩を控え、代わりにお家の中でおもちゃを使ったりして遊んで運動させてあげましょう。
犬の排泄のために散歩に行く場合は、カッパを着せてあげたりレインブーツを履かせてあげ、いつもより短めに済ませましょう。そして、風邪をひかないためにも家に帰ったら体や足をしっかり拭いてあげましょう。

拾い食いに気を付ける

外にはごみや食べ物、たばこの吸い殻といった犬に危険なものも数多く落ちています。特に子犬は好奇心旺盛のため、なんでも口に入れて確認しようとします。散歩中にはスマホをいじったりせず、できるだけ愛犬から目を離さないようにしましょう。

まとめ

犬が健康に暮らすためにも散歩は大切です。お散歩デビューができるようになった子犬のうちから外の世界に慣れさせてあげましょう。犬の安全を守るためにも飼い主さんが気を付けてあげなければならないこともあるので楽しく散歩できるためにも注意してあげましょう。どうしても散歩ができない子やできないときには運動不足にならないようにお家のなかでおもちゃを使うなど工夫して運動させてあげましょう。